チロエ島


チロエ島に行くと色んな魚介類の料理にありつける。市場には必ず食堂街があり、値段もプエルトモンより断然安い。島の南端の町Quellonの対岸に素敵なおばさんの経営する安くて(1500ペソ)綺麗なキャンプ場では島の名物料理クラントを食べた。クラントは焼いた石の上に色んな貝や肉や野菜を何層にも重ねて、その上に干草や土を被せて蒸す料理だ。チリ人にとってもここチロエ島は観光地で本土からやって来た人達が多い。キャンプをしていると彼らから話しかけられたり旅の記念に一緒に写真を撮ってくれないかと尋ねられる事も多かった。一方で舗装道路から外れると観光客は殆ど見かけることは無く素朴な風景を見ることが出来る。牛車を引く人や馬に乗る人、ちょっと異様な光景でもあるが一面に鮭やメルルーサなどの養殖場が広がっている湾、それを見渡すキャンプした静かな古い教会。岬の村Tenaunはとても情緒があって隠れ名所と言っても良いだろう。チロエ島に限らず南米の田舎はどこでもそうだが、誰もが手を上げたり声をかけたり挨拶してくれるので気持ちが良い。